コラム
2022/08/06 (土)
説明書の説明書
目次
初めに
初めまして幻想遊戯団で活動をしているモトハシと申します。
サークル内での活動歴はそれほど長くはないのですが、トピックスを持ち回りで書くに当たり私のサークル活動内で最も大きな作業であった説明書の製作に関して本記事を作成することになりました。
私自身初めての大きな作業だったため、タイトルにあるような「説明書の説明書」と呼べるほど立派なものは伝えることができないので、大事だなと思ったポイント、こうすればよかったと思ったポイントをメモ書き程度に書いておこうと思います。
要点1 ワードを正しく把握する
まず第一のポイントは「ワードを正しく把握する」です。
例えば「戦闘に敗北する」という言葉を使用するとします。これの意味するところは戦闘が終わった後の結果だと思いますが、しかしもしゲームの終了条件が「戦闘に敗北すること」だとすると戦闘の終わりとゲームの終了の2つの意味を持つことになります。
普段何気なく使っている言葉がその作品内でどのように使われているのかを把握し、その説明書内で正しく使うことが重要なのだと感じました。
要点2 説明の必要な部分とそうでない部分の把握
第二のポイントは「説明の必要な部分とそうでない部分の把握」です。
この項目は書いている本人にはすごくわかりづらい部分です。
私の場合はゲームデザイナーではないのでゲームデザイナーからルールを聞いて実際にある程度遊んでから説明書の制作を始めました。
実際に書いてみると自分の中でここは必要だろうと思う部分、逆にここは必要ない部分だろうと思う部分が出てきますがこの部分が要注意です。
説明書を読む人の多くはこのゲームをやったことがない人です。従ってルールが分かっている人にはわからない部分で詰まるところ、読み飛ばしてしまうところが存在します。
私も実際に見てもらって「そこで詰まるのか」や「そういう風に捉えられるのか」と自分の書いたものの出来の悪さに絶望しました。
この部分の解決方法は全く内容を知らない人に見てもらうしかないと思っています。
何か良い方法ないでしょうか(笑)
要点3 情報の更新を正しく記録しておく
第三のポイントは「情報の更新を正しく記録しておく」です。
私の体感ではありますが制作を進めれば進めるほどゲーム内で使う言葉を訳して読んだり、呼びやすい呼び方でよびゲーム中で使われていない言葉を使用していることが多くなっていきました。それに加え制作を行って変わっていく言葉もあると思います。それを記録はしていたのですが色んな資料に書いていた為に文章を書き終わったあと修正にすごく苦労しました。情報の更新と記録しておく資料はまとめておくと後々とても楽です。
これは今となって本当に後悔しています(笑)
まとめ
色々書きましたがやはり重要なのは自分を信用しすぎないことだと思います。
何度校正しても誤字や脱字、納得がいかない部分や間違っている部分が出てきます。
知人や友人に声をかけ読んでもらい、見てもらうことが何より大切なのだと今回説明書を書いて感じました。
覚えている範囲で書いた記事なので今まで書いてきた中の要点は一部にすぎませんがそれでも大切なことです。
少しでも誰かの役に立てれば嬉しいことこの上ありません。
長々と失礼致しました。