つぶやき
2022/07/30 (土)
真夏のご挨拶(TRPG、マウナ・ケアのおはなし)
いよいよ夏本番といった時節ですね! 皆さまは元気に生活出来ていますでしょうか?
とかく体調を崩しがちな季節ですので、サークルメンバーの皆も酷暑の中丁寧な生活を心がけてはいるのですが… それでも体調は崩れるものです。
と、いうことで! やる気も出ず、日がな一日ベッドでごろごろしながら、サークルのdiscordやLINEなどを振り返り見ていてふと思ったことを、今日は書き殴ってやろうかなと思います。 重要なタスクを放置してスマホポチポチするのって、最高に気持ちいいね。
目次
①TRPGシリーズこぼれ話
幻想遊戯団からは、過去に2回TRPG作品が出ています。いづれもシステムは「クトゥルフ神話TRPG」です。 それぞれ「火曜サスペンス劇場〜名無し探偵と湯煙事件簿」と「山に棲むもの」の2つが出ていまして…
昔はTRPG作品を出してたんです!本当です! (火曜サスペンスにつきましては、改訂増量版がメロンブックス様にて通販してます。)(まだ在庫があるみたいです。)
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=590223
サークルメンバーにもTRPGプレイヤーが数人所属していまして、筆者も最近はプレイヤーとして楽しいTRPGライフを送っております。
最近はボードゲーム企画が盛り上がっており、中々TRPG作品を出せていないのですが… 実は、ペンデュラム・ドールズをはじめとする弊サークルのボードゲームの世界観やシナリオ、キャラクター作りなどは、TRPGのシナリオ作りの文法に則って作っていたりします。
TRPG好きなサークルメンバーも増えてきたので、そろそろ新たなシナリオ作品を発表できたら…いいなぁ。
②ボードゲーム「マウナ・ケア」について
上の画像の真ん中にある値札。これが弊サークルのボードゲーム処女作「マウナ・ケア」。
「ここは地球上で最も宇宙に近い場所、ハワイのマウナケア。天文台の観測員であるプレイヤーは、宇宙より飛来する危ない”スイセイ”を、プレイヤーコマに当たらないように誘導を試みましょう!」
上記は同ボードゲームの説明書の序文(を、少しいじったもの)です。
はじめに、筆者はこのボードゲームは大好きで、大変思い出深い作品であります。 弊サークルにおいて初のボードゲーム作品であり、何のノウハウも無く手探りで、一生懸命作り上げたので思い入れもひとしおです。でかい感情を持っているのです。
しかし、正の感情とは反対側に、それとほぼ同質量の負の感情が存在しています。
それは何か。それは何故か。 …。
まっっっっったく売れなかったからです!
それも、大量生産して、売れなかったのです! その数100個。初めてにしては挑戦的な数字です。
その当時、自分達は最高のゲームを作ったと思っていました。なので、それなりに自信もありました。だから、大量に生産したのです。
まず、2人用対戦ゲームのエンジンを作りました。(対戦ゲームがすきなので) そして、広い年代層をターゲットに持ち、カップルや家族連れにも手に取っていただけるように、ハワイのマウナ・ケア展望台という最高のロケーションを舞台に設定しました。さらに、そんな舞台を十分に表現すべく素晴らしいクオリティのパッケージイラストを用意しました。
「きれいな表紙ですね!」
「ありがとうございます!!」
「どのようなゲームなんですか?」
「えっとですね…」
「相手を蹴落として勝ちをもぎ取るゲームです!」
「あっ…」
カップル同士、親子同士で、このようなギスギス必至のデュエルゲームはプレイしたくは無いですよね! (友達同士でプレイすると、本当に楽しいゲームなんです。)(ほんとうです。)
散々書き殴って、結局何が言いたいの?といった感じなんですが…
当時のサークル売り場担当が、私なんです。
全く売れなくて、皆がパッケージだけ見て帰っていく中、ついには苦肉の策で価格が1000円である事をウリにして宣伝したこともありました。 筆者がマウナ・ケアに対して辛口なのは、そういった苦い思い出があったからなのです。
ゲームマーケットに限らず、即売会にて在庫を抱えた売り場担当者の苦労は絶えません。 皆様の温かいお力添えもあり、ここ最近は順調にゲームマーケットライフを送ることができています。今後もより一層、努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。